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ド素人がセルフビルドした理由

大工仕事もDIYもやったことはありませんでした。小さい頃に金槌やノコギリをもったりした程度。大工仕事は全くのど素人でした。

そんなド素人がセルフビルドした理由とは?

セルフビルドした3つの理由

1.友人がセルフビルドしたセンスのいい家を見たから

ハワイ島の青年がおっきな家をセルフビルドしていたのを少し手伝いました。

沖縄にいた時、フランス人の友人がセンスのいい作業小屋をセルフビルドしたと見せてくれました。

「あれ?家って案外自分で建てられるの?」と思い、色々と調べると日本でもセルフビルドしてる人はいるし、情報を集めていくと「できるかも。できそう。」と根拠のない自信を持ちました。

ハワイの青年も、フランス人の友人も元ド素人。私ができない理由はないなとw

2.学校・保育園を安く建てたいから

学校を作りたいと思い教育系NPOを立ち上げ、その後も教育のことを考えてきました。いつか学校・保育園を作ると言うのが私の一つの夢です。

日本各地のオルタナティブスクールを見学しました。ハワイ島に行ったのも、沖縄に行ったのも、九州や長野、静岡に行ったのも、学校を作る場所探しのため。

その子どもたちの園舎、校舎を建てるには大金が必要で、どうしたら少しでも安く建てられるかなと考えて、それならセルフビルドしたらいいじゃない!。

家を建てる技術があれば、新しく建てることも、修理することも、子どもたちに教えることもできます。

3.「夢は叶うよ!」と子供たちに言ってあげたかったから

「そんなのできないよ。無理だよ。」と大人は子どもたちに簡単に言います。

私は子どもたちに「できるよ!本当にやりたいことなら何でもできるよ!」って心から言ってあげたくて、セルフビルドにチャレンジしました。

セルフビルドなんてできないよオーラを出す友人知人の無言の言葉は、ある意味励みになりました。みんなが無理だと思っているセルフビルドができれば、「子どもたちに何でもできるよ!」って言えるから。

全くのド素人がセルフビルドできるのか?

答え 「ド素人でもセルフビルドできる!」

仕事が早いか遅いか、綺麗か下手かの違いはあるけれど、素人でもセルフビルドはできます。

100年くらい前の家は丸太を手で削り出して柱や梁にし、墨付して鑿(のみ)や鋸(のこぎり)で刻んでいました。多分、100年前だったらセルフビルドは諦めていたでしょう。

でも今は材木は真っ直ぐに切り出されていますし、柱の間隔など規格化されています。手刻みの代わりにプレカット屋さんがホゾ穴やホゾを切ってくれます。

我が家もプレカット屋さんに頼み、上棟は大工さんにお願いしました。基礎と屋根は安全を優先してプロにお願いし、それ以降の、外装・内装はほぼ全て一人でやりました。

プロから見れば仕事は遅いし、仕上がりも下手ですが、自分で作った家だから愛着も湧くし、下手なところも味わいになるし、何より自信がつきました。

とは言え、みんながセルフビルドできるわけではありません。大きな障害になるのは時間。私はプランに1年、毎日作り続けて1年かかりました。その時間的余裕がないと難しいところだと思います。

でもセルフビルドが難しくても、週末だけ大工さんと一緒に作業するとか、漆喰を塗るとかやり方次第、関わり方次第で家づくりはできますし楽しめます。

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